January 29, 2009

「偶有性」は脳にとって、とても重要な栄養なんです。人間の脳はつねに偶有的なできごとを探しまわっている、と言うこともできます。インターネットが好きかどうか、ネットの世界の変化を受け入れるかどうかということは、偶有性に対する態度と密接に結びついている。この変化を嫌う人は、偶有性に満ちたネットがいやなのだろうと思いますが、他方で予想できないものが好きな人には、ネット以上の遊び場はない。

 だから、ネットはセレンディピティを促進するエンジンでもあると思う。もちろん、本屋でたまたま立ち読みしていて思いがけず何かに出会うということもあるけれど、インターネットはセレンディピティのダイナミクスを加速している。紙媒体はゆっくりなのに対して、ウェブははるかに高速です。

『 フューチャリスト宣言 』から茂木健一郎氏の発言
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